中学数学1年 【式の計算】
タイルデザイナーは数学がお好き♡
静岡サレジオ中学校 山田邦彦
この授業は?
タイルデザイナーの立場で文字式を学ぶ授業です。タイルデザイナーは、作品を製作するために様々に数学を用います。タイルデザイナーの立場で文字や文字式を使うよさを体感し、文字式の演算を学び、理解を深めます。そして、複雑な問題に対しても数学を用いれば解決できることを体感します。
ロイロノートで授業に新しい動きが生まれる!
簡単明瞭に課題を提示できる。
生徒の湧き出る発想をカードで見える化できる。
シンキングツールを用いて生徒が思い思いに思考をアウトプットできる。
見える化した思考を評価しあうことで、思考の相乗効果が生まれる。
こんな場面でシンキングツール!
シート:何でもありのシンキングツール。フラットなまっさらのフィールドに湧き出る発想を流し込みます。シンキングの始まりは、いつも自由な発想。
Yチャート:フラットな発想を3つに分類します。
ベン図:発想を2つの集合に分類し、共通していることと共通していないことを分類します。
くまでチャート:発想を順序付けをしながら整理する。思考過程を明確にできます。
くらげチャート:一つの課題に対する複数の解をまとめて表示できます。
キャンディチャート:分類した複数の考え方を比較しながら深めることができます。
いよいよ単元の説明です!
1)全体像
https://gyazo.com/0ef743f08b09a831e283d8a3d987f60d
学習指導要領では
文字を用いて数量の関係や法則などを式に表現したり式の意味を読み取ったりする能力を培うとともに,文字を用いた式の計算ができるようにする。
ア 文字を用いることの必要性と意味を理解すること。
イ 文字を用いた式における乗法と除法の表し方を知ること。
ウ 簡単な一次式の加法と減法の計算をすること。
エ 数量の関係や法則などを文字を用いた式に表すことができることを理解し,式を用いて表したり読み取ったりすること。
2)構成
1. 1次式
タイルの乱雑な状況をシンキングツールと数学を用いて簡潔に表現できることを学びます。
カードとYチャートを使って、カードを自由に動かしながら「何がいくつある」という感覚を身に付けます。
雑多な状況
https://gyazo.com/e1ab72df11dcd7256bc9230f0166206d
Yチャートで少しスッキリ
https://gyazo.com/451b5a46b6fd2c2d1c12c8cc48ccf08f
文字式で表してさらにスッキリ
https://gyazo.com/9cd9e4e0308816b77505a6aef59f1cbd
2. 1次式の計算
1次式の計算を既習事項から予想します。正しい解を求めることだけでなく、解にいたるまでの過程を正しく表現することにこだわらせます。予想をくまでチャートに表わし、評価し合います。
https://gyazo.com/4143d27189e9601810f8f39aed8be2f2
解だけでなくプロセスを表現する
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数学は解は一つであるが、過程は複数ある。自分にとって良いものを選択しよう。
https://gyazo.com/d38d33fc6c6a0010bb1f84e3de38b20a
3. 文字式の利用
これまでに学んだことを総動員して、課題に取り組みます。
くらげチャートで自分の考えだけでなく、仲間の考えも整理する。
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キャンディチャートでさらに深く考察する。
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さらに、新たな問題に対して具体から抽象へ思考を高め、文字式マスターへ昇格する。
https://gyazo.com/414368de0e85cef6622d1e22a9196a31
ここまできたら、タイルデザイナーは立派な文字式マスターになっています。
コーネル演習に取り組みます。
コーネル演習とは、中島博司先生(前並木中等学校校長)のR80とコーネル式ノートを融合した山田が考案した演習です。
https://gyazo.com/848326e1e67f5215270ccb9ede3b7060
授業後のR80もロイロでできます。
https://gyazo.com/a93c7c657a30ec90b309aa005c9a8b17